くじら博物館

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京都で最凶の心霊スポット「深泥池」は、神秘的な古池だった

 

筆者は兵庫県出身なのだが、これまで「心霊スポット」とは縁のない人生を送ってきた。しかし現在住んでいるのは京都、京都といえばいわくつきの場所が非常に多い場所である。

 

その中で、特に全国区で有名な「深泥池」に最近よく行く機会が多い。

(いわゆる、「深泥池」へ向かうタクシーの後部座席に乗せた女性が消えていた・・・という話の舞台である)

なぜかというと、深泥池の付近にある自動車教習所に通っているからだ。

そんなわけで、私は怖がりのくせにせっせと心霊スポットに足を運び続けている。

 

おどろおどろしいレビューを期待している方には申し訳ないが、今のところ夜中金縛りにあうとか、体中に引っかき傷が出来たとか、池の上に狐火を見たとか、そんな目にはあっていないし、おそらく私は「霊感」というものを全く持ち合わせていない人間なので、私のレビューにホラー要素は登場させることが出来ない。無念だが。

 

ちょっとだけ考察

以前、デイサービスの職員の方(岩倉には介護施設も多い)とお話する機会があり、その際に聞いた話では、深泥池がある「岩倉」という地域には精神病患者を地域ぐるみで治療してきたという歴史があるそうだ。

推測ではあるが、精神病患者が多くいる地域、ということで多少の偏見もあっただろう。そして暗がりのなかでみる池はどんな池でも少しヒヤリとさせられる。

もしかしたら本当に霊感のある人には、見えてしまうのかもしれない。

でも、霊感の無い人間にも「なにかいそうだ」と思わせる雰囲気が、確かにこの池にはある。

 

「暗がり」×「水辺」(池をはじめ、川、海など)の組み合わせに恐怖を感じる。それは結構多くの人が共感してくれるのではないだろうか。

 

私も実は、深泥池からも程近くにある、「宝が池」で恐怖を感じた事がある。

地下鉄「国際会館」駅を出てすぐにある宝が池公園だが、私が住む場所からは自転車で行けてしまう。

ある晩、私は体を動かそうと思い自転車で宝ヶ池公園に向かった。池のほとりまでは、一度山を越えてから坂を一気に下って向かう必要がある。私は息を切らしながら、人通りもない公園の坂を漕いでのぼり、その急な坂を下っていった。

 

そして池が見えた瞬間、私は突然全身に寒気を覚えた。というか本能的な恐怖に包まれて、すぐに引き返した。池、まじで怖すぎる。

 

昼間や夕方に訪れた時は、もちろんこんな恐怖を感じたことはなかった。

夜の闇そのものも人間の恐怖を煽るのかもしれないが、私はやはり夜と水辺の組み合わせが悪すぎるのだと思う。

 

心象風景のなかの「池」

私の最も身近な池は、母の実家にある池だ。昔は直径五十メートルを超えそうな大きな池だったのだが、埋め立てて畑にしてしまったらしい。

幼いころ、その池に網を突っ込んでみたことがある。

 

「ズルズル・・・」

目ではわからなかったのだが、なんと子供だった私の背丈を優に超える網がすべて水に浸かってしまうほど深い池だった。

小さなエビのようなものが取れたのだが、そんなことより池の深さに驚いた。

底にたまっている泥は、いつから堆積しているものなのだろう。

子供心に、「あの池はチョッピリ怖いな」と感じたのを覚えている。

それからというもの、その池は何度か夢に登場している。

誰かが沈んでいく夢、また自分が沈んでいく夢、池の中に広がる竜宮城のような世界に行く夢・・・。

 

みなさんの周りにも「池」は無いだろうか?

心の中でその「池」を思い浮かべてみてほしい。